楽天対日本ハム 試合後、囲み取材に応じる日本ハム新庄監督(撮影・鈴木みどり)

<練習試合:楽天4-6日本ハム>◇11日◇沖縄・金武

日本ハム新庄剛志監督(53)が、1軍キャンプに抜てきした育成山口アタル外野手(25)の活躍を願った。

育成3年目の山口は、初めて1軍キャンプに参加。だが実戦形式で当たりが出ておらず、この日も途中出場で左飛、二ゴロに終わった。チームは15安打を放つも、新庄監督は「アピールしてほしい選手が、結果が出てないっていうところは、なんかもどかしいという感じでベンチでは見てますけどね」と切り出した。該当選手を問われると「山口くんなんかは、この一瞬のチャンスを、まあ一瞬じゃないね。相当チャンスをあげてるので」と心境を明かした。

苦しむ山口の打撃状態も分析。「まだ1本もヒットが出てないから、彼も焦りかけてるんで、バットが出てきてないなっていう印象はあります」と話した。今後、山口へのチャンスについては「そこまでないですね」と、厳しい見方を示した。

チームの外野争いは激戦区。松本剛、万波、水谷をはじめ、五十幡、矢沢、今川がアピールを続けている。沖縄・国頭村での2軍キャンプでは浅間が調整を続けている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】新庄監督「もどかしい」苦しむ育成山口アタルの活躍願う チャンス「そこまでない」