ブルペンで投球する広島栗林(撮影・加藤孝規)

広島栗林良吏投手(28)が、宮崎・日南キャンプ打ち上げの11日、守護神としての復活にかける決意を改めて示した。この日、4度目のブルペンに入り、31球の日南投げ納め。「すごく満足するブルペンでした」と振り返り、沖縄第2次キャンプでは「自分の立ち位置を確保できるように頑張りたい。実戦で結果を出して、ハーンか、島内、黒原らリリーフピッチャーと争っていけたらと思います」と強い競争意識を明かした。

昨年10月に手術を受けた右肘の状態は良好。開幕までの復帰計画はしっかりとできあがっている。「沖縄2クール目にはバッターに投げたいなと思うので、次の1クール目で全部の変化球を投げて。で、(その)次のクールで実戦に入っていけるかなと思っています」。侍ジャパンでの東京五輪金メダルを含め、通算124セーブを誇るが「(競争への意識は)めちゃめちゃある」という。緊張感を生むのは新井監督の「横一線」の言葉。立ち位置をもう1度奪い取る意気込みで、完全復活を目指す。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】右肘手術明けの栗林良吏が守護神復活に意欲「自分の立ち位置を確保できるように」