アスレチックスとマイナー契約の森井翔太郎「異例」に「前例考えないタイプ」一問一答 ＜２＞
アスレチックスとマイナー契約を結んだ森井翔太郎遊撃手兼投手（18）が11日、在学する東京・桐朋で会見に臨んだ。
投げては最速153キロ、打っては高校通算45本塁打をマーク。投打で活躍する「二刀流」として高校卒業後は米球界挑戦を決意し、米9球団の争奪戦の末にアスレチックスと契約した。25歳未満のためメジャー球団とはマイナー契約しか結べなかったが、契約総額176万500ドル（約2億7300万円）とNPBのドラフト1位選手を上回る好条件を得た。
【森井の一問一答は以下の通り】
－アスレチックスの施設の印象は
すごいきれいでしたし、自分がやりたいトレーニングの器具は全部あるので、そういう風にすごい充実した施設だなって感じます。
－高卒メジャー挑戦の決断の理由は
もちろんNPBに行こうかって思った時もありましたし、難しい決断ではあったんですけど。それでもアスレチックスの方だったりとかが、球団のことを丁寧に説明してくださったりしました。あとは自分がやっぱり早いうちからアメリカに行って慣れた方が、メジャーに上がった時にすぐに活躍できるんじゃないかなっていう風に考えもあったので。そういう面で生活とか食に慣れるっていうために早く（アメリカに）行った方がいいのかなという風に思ってます。
－いつかメジャーで戦ってみたい選手は
打者目線だとジェイコブ・デグロム選手（レンジャーズ）で、ピッチャー目線だとエリー・デラクルス選手（レッズ）です。
－森井選手がメジャーに憧れた時期やきっかけは
小学校2年生の秋に武蔵府中リトルに入って、リトルは元々アメリカの方から来たリーグだったので、メジャーのOBの方だったりとか、メジャーリーガーの方とかがイベントに来てくださることが多くて、それがきっかけで興味を持ちました。
－メジャーで大谷翔平が二刀流で活躍。追いかけるべき存在か
やっぱり練習をしていくにつれて、どれだけすごいことをやってるのかっていうのは自分なりに理解はできるので。今はやっぱり全然、技術的にも体力的にも見えない存在ではあるんですけど、そこをこれからどうやって埋めていこうかっていう風に考えながら練習をやっていきたいと思います。
－大谷翔平は野手だと指名打者。ショートへのこだわりは
こだわりはもちろんありますし、内野の中でもショートっていうのは、すごい負担がかかるポジションなので。これからどういう風にスケジュールを組むかはちょっと自分にはわかんないんですけど。内野の守備はこだわりがありますね。
－野球を始めたきっかけは
近所の友達が誘ってくれて、少年野球チームに小学校1年生の秋に入って、武蔵府中リトルに入ったのは、小学校2年の秋ですね。
－武蔵府中リトルへ入った理由は
それはやっぱり自分としても、レベルが高いところに行ってやってみたいなっていうのもありましたし。それでも自分はちょっとどこに行けばいいのかわからなかったんですけど、父親が見つけてきてくれて、それで体験に行ってみたっていう感じです。
－プロ野球に憧れた理由は
きっかけというより、やっぱり自分が野球をやっていく中でトップの選手になりたいっていうのは小学校1年生ぐらいから思ってたので。当時憧れてた選手はいなかったんですけど、プロの世界に入ってみたいと考えてました。
－お父さまがメジャーリーグを見ていて魅了された部分も
自分の祖父がずっとメジャーの中継を見てて、そこでこういうところもあるんだっていうのはありました。
－どんなプレーに憧れたか
その時自分は幼稚園とかだったので、プレーに憧れたっていうよりどちらかというと、こういう世界もあるっていうところが大きかった。
－今後はいつ渡米するかを含めてプランを
3月上旬ぐらいに渡米したいなっていう風には考えてて。そこからスプリングトレーニングに参加して、ルーキーリーグが大体5月ぐらいから始まるんですけど。今年1年はやっぱり環境に慣れることだったりとか、プロの生活に慣れるところが自分の目標というか、やりたいことなので。もちろん技術の向上とかはもちろんやっていくんですけど。今年は（メジャーに）上がっていくっていうよりも、まずは慣れる。その中で（将来的にメジャーへ）上がれればいいかなっていう風に思います。
－マイナーの環境で期待することや不安なことは
正直、環境に関しては期待も不安もあんまりなくて。ある環境でやっていくっていうのが自分のやるべきことだと思うので、期待も不安もあまりないです。
－異例の挑戦と言われるが、どんな思いがあるか
自分はあんまり前例とかを考えたくないというか、考えないタイプなんで。自分がやって幸せなことというか。自分が選んで、こういう道に進みたいなっていう道に進もうと思ってたので。異例って言われることに関して特別感はそんなにないです。