高卒メジャー挑戦の森井翔太郎、ショートでの二刀流に「こだわりがある」大谷翔平の存在にも言及

会見で笑顔を見せる桐朋・森井（撮影・江口和貴）

アスレチックスとマイナー契約を結んだ森井翔太郎遊撃手兼投手（18）が11日、在学する東京・桐朋で会見に臨み、二刀流の展望を語った。

森井は最速153キロを誇る投手のほか、高校通算45本塁打の遊撃手としても期待される。現在メジャーではドジャース大谷翔平投手（30）だけが二刀流だが、野手として出場する際には「指名打者」で打席に立つ。森井は遊撃へのこだわりについて「こだわりはもちろんありますし、内野の中でもショートっていうのはすごい負担がかかるポジションなので。これからどういう風にスケジュール組むかはちょっと自分にはわからないんですけど、内野の守備にはこだわりがあります」と話した。

二刀流として背中を追う大谷の存在にも言及。「やっぱり練習していくにつれて、どれだけすごいことをやってるのかっていうのは自分なりに理解はできるので。今はやっぱり全然、技術的にも体力的にも見えない存在ではあるんですけど。そこをこれからどうやって埋めていこうかっていう風に考えながら練習をやっていきたい」と語った。

◆森井翔太郎（もりい・しょうたろう）2006年（平18）12月15日生まれ、東京都出身。小学校から桐朋に在籍。1年時に住吉ビクトリーで野球を始め、2年から武蔵府中リトル。6年で西武ライオンズジュニア、中学は練馬北シニアに在籍後、同中野球部。偏差値70の進学校の桐朋高では1年夏から三塁手で出場。3年夏は西東京大会初戦で敗退した。ポジションは投手、遊撃手。好きなメジャーリーガーはレッズ・デラクルス。高校通算45本塁打、投手としては最速153キロ。183センチ、89キロ。右投げ左打ち。