2025Jリーグ開幕イベントで握手を交わす湘南鈴木(左)と鹿島濃野(撮影・江口和貴)

Jリーグの開幕イベントが10日、都内のホテルで行われ、昨季31試合9得点の鹿島アントラーズDF濃野公人(22)が開幕戦で昨季のリベンジを誓った。

開幕戦はアウェーでの湘南ベルマーレ戦。昨年9月28日の敵地での湘南戦は、濃野が2得点を決め2-0とリードしながらも、3失点し逆転負け。さらに、同試合で右膝を痛め、昨季は2ケタ得点を目前に、復帰することなく終わった。

それだけに「昨年の湘南さんのスタジアムでも2点リードして負けたので。それを払拭(ふっしょく)するためにも、今年リーグ優勝をするためにも開幕戦は大事だと思う。酸いも甘いも経験したスタジアムなので、今年はサポーターと喜びを分かち合いたい」と誓った。

鹿島は今季から、昨季まで川崎フロンターレを率いた鬼木達監督が就任。鬼木監督は常に、ミーティングで「鹿島らしさ」を強調している。濃野は「監督は鹿島らしさを無くてほしくないと、口酸っぱく言っている。勝負強さ、勝利への貪欲さ、球際、サッカーにおいて当たり前のことはなくしてはいけないし、それに上乗せしていくことが大事だと。アントラーズとしてタイトルを獲りたいとよく言われているので、その点は選手としても感じます」。

鹿島らしさの上に、川崎Fのような「止める・蹴る」の技術向上に取り組んでいる最中だ。鬼木監督からも「とことんこだわっていけ」と言われている。居残り練習で課題を克服する選手も増えており、濃野は「1年を通して成長していけるチームになっている」と前向きだった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【鹿島】DF濃野公人が敵地湘南戦リベンジ誓う、鹿島らしさと鬼木スタイル「成長していける」