2025Jリーグ開幕イベントで握手を交わす東京V森田(左)と清水北川(撮影・江口和貴)

2025年Jリーグ開幕イベントが10日、東京都内で行われ、清水エスパルスの北川航也主将は「あの日の悔しさを忘れていない」と決意を込めた。

あの日とは、23年12月2日のJ1昇格プレーオフ(PO)決勝の東京ヴェルディ戦。1点リードのまま逃げ切り体勢に入っていた後半アディショナルタイム、一瞬のスキを突かれてPKを献上。同点ゴールを許し、昇格を逃している。

その東京Vと同じ国立競技場で16日に今季J1の開幕戦を戦う。

「あの時のチームメートの顔を思い出すと、悔しさでいっぱいになる。クラブはもちろん、サポーターも含めて誰一人として忘れていない。それを払拭するために勝つしかない」。

「あの日」は東京Vの選手として同点ゴールにつながる縦パスを出したMF中原輝は、セレッソ大阪、サガン鳥栖を経て今季からは清水に所属する。北川主将は「(中原は)チームになかった左足のプレスキッカーとして頑張ってくれる」と期待した。

そして「間違いなく難しい試合になる。どちらが勝ち点を取るか、最後は気持ち。どれだけ勝ちたいか、クラブのために戦えるか」。両者の因縁は深まり、再びドラマチックな一戦となりそうだ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【清水】北川航也「あの日の悔しさは忘れていない」開幕東京V戦のポイント「最後は気持ち」