24年7月、エンゼルス戦で力投するマリナーズのボス(USA TODAY)

ロッテが前マリナーズのオースティン・ボス投手(32)を獲得したことが9日、分かった。

アメリカ出身の身長188センチ右腕で、昨季は中継ぎで自己最多となる68試合に登板。2勝5敗15ホールド、防御率3・69を残した。メジャー通算では7年で17勝19敗、防御率4・70。近年はリリーフを担っているが、先発の経験もあり、本人も先発を希望している。ロッテも先発で起用する方針だ。

ロッテの先発陣は、小島、種市、西野とチームを引っ張る3投手はいるが、昨季10勝を挙げた佐々木がメジャー挑戦で抜けた。その穴を、いかに埋められるかが今季への課題でもあった。オフにはソフトバンクからFAで石川柊を獲得。さらに前タイガースの左腕ブライアン・サモンズも獲得しており、3人目の先発投手補強となる。

吉井監督は1月下旬に「支配下の外国人選手に関しては先発実績のあるピッチャーの獲得に向けて交渉中」とコメントしていた。その言葉どおり、メジャー通算207試合を投げた右腕を加えた。最後のリーグ優勝は05年と20年も前にさかのぼる。常勝軍団となるべく、リーグ制覇、さらに日本一へ向け、補強の手を緩めない。

◆オースティン・ボス 1992年6月26日、米ワシントン州・レドモンド生まれ。ケントウッド高からワシントン大学に進み、13年ドラフト5巡目でナショナルズ入り。18年、メッツ戦でメジャーデビュー。20年までは主に先発で5勝。21年からはリリーフとなり、同年49試合。22年途中にオリオールズ移籍。昨季はマリナーズで、自己最多68試合に投げた。メジャー通算207試合、17勝19敗、27ホールド。防御率4・70。188センチ、97キロ。右投げ右打ち。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ロッテ】新外国人オースティン・ボス獲得、昨季マリナーズで中継ぎ68試合登板も先発起用へ