リカルド・ロドリゲス監督(2022年10月撮影)

<ちばぎんカップ:千葉0-3柏>◇9日◇フクアリ◇観客1万5187人

開幕前恒例の千葉ダービーのプレシーズンマッチは、柏レイソルがDF小屋松知哉(29)の2得点1アシストなどでJ2ジェフ千葉に快勝し、3大会ぶりの白星を手にした。

柏は今季から、攻撃サッカーを掲げるスペイン人のリカルド・ロドリゲス監督(50)が就任。鹿児島キャンプでは、J3鹿児島、韓国1部のFCソウル、済州と対戦し3戦で16発と攻撃力を発揮してきた。この日は3バックの布陣で臨み、左ウイングバックの小屋松、2列目のMF仲間隼斗が得点し、サポーターの前で攻撃的なスタイルを披露した。

試合後、リカルド・ロドリゲス監督は「開幕に向けて素晴らしい試合ができた」と振り返った。昨季33試合0得点の小屋松が、全得点に絡んだことに「彼の活躍に驚いている人がいるかもしれないが、私にとってはそうではない」とキッパリ。小屋松が京都に在籍していたころから評価していたことを明かし「左が彼の特長を最大限出せる。プレシーズンで素晴らしいプレーをしてきた。期待通りの活躍だった」とした。

この日の先発は7人が新加入選手だった。後方からの攻撃の組み立て、立ち位置、攻撃の意思疎通も随所に浸透が感じられた。

指揮官は「いい準備を進めることができて、トレーニングマッチでも多くのゴールを決めた。開幕に向けていい形で、いい準備ができたことを証明する機会になった」と手応えを口にした。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【柏】J2千葉に3発快勝、小屋松2ゴールにロドリゲス監督「驚く人もいるが私はそうではない」