アトレティコ・マドリードのシメオネ監督(左)とレアル・マドリードのアンチェロッティ監督(ロイター)

<スペインリーグ:Rマドリード1-1Aマドリード>◇8日◇第23節◇サンティアゴ・ベルナベウ

【マドリード=高橋智行通信員】首位レアル・マドリードと2位アトレチコ・マドリードは1-1で引き分けた。前半35分にAマドリードがアルバレスのPKで先制したが、後半5分にRマドリードのエムバペが同点ゴールを決めた。Rマドリードが勝ち点50、Aマドリードが同49。3位バルセロナが同45で、9日にセビリアと対戦する。

Rマドリード・アンチェロッティ監督の試合後の記者会見での一問一答は以下の通り。

-チュアメニのファウルで取られたPKについて

レフェリーについては話したくない。

-Aマドリード戦について

より良い結果に値したと思う。後半はゲームを完全にコントロールし、何度もチャンスを作り、とてもいい試合ができた。前半はかなり遅く、まったく違う出来だった。特に後半はいい感じでピッチに入ることができたよ。あのPKは間違いなくチームに影響を与えたが、その前はプレーが遅すぎた。後半はピッチを広く使い、ビニシウスとロドリゴがサイドから何度もチャンスを作り出していた。

-VARの判定について

VARがPKの判定を下したんだ。主審はあのプレーの近くにいて、何が起こったかをよく見ていたのだが。ビルバオ対ジローナ(※同じ日に開催)で今回とよく似た相手の足を踏んだPKがあったのを見た。サッカーを知っている人たちはそれを理解できないと思うが、私はこれ以上、論争に巻き込まれたくない。非常に激しく拮抗(きっこう)した試合について話したい。引き分けに終わったが、我々には活気があったし、後半は素晴らしかった。

-チームのバランスが良くなったことについて

チームの献身性は良かったし、全員が犠牲を払っていた。アトレチコはリードした後、守備をしながらカウンターを狙い、自分たちの試合をしていた。しかし我々はゲームをうまくコントロールし、守備はとても良かったし、チュアメニとラウール(アセンシオ)のセンターバックは本当に素晴らしい試合をしてくれた。我々はPKの後に持ち直し、勝利に大きく近づいた。

-ビニシウスが前半、よりインサイドでプレーしていたことについて

ビニシウスは前半もサイドでプレーする予定だったが、相手のブロックが低かったのでより中に入り、相手DFの背後にパスを入れる形を狙っていった。我々はその後、我慢強く戦い、サイドを使ってプレーした。

-Aマドリードのシメオネ監督が試合後の会見で「バルセロナが最高のチーム」と発言したこと

誰もが自分の意見を持っている。最後まで非常に競争の激しいリーグ戦になると思う。我々は困難を抱えているが満足している。試合前に(負傷中の)カルバハル、ミリトン、アラバ、リュディガーの4人が、ピッチへ向かうチームメートにあいさつをしている映像を見た。それは我々が困難を抱えているにもかかわらず、とてもうまくやれていることを意味している。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 レアル・アンチェロッティ監督「これ以上、論争に巻き込まれたくない」VARのPK判定について