室内練習場のマウンドに立つ楽天辰己(撮影・鈴木みどり)

楽天辰己涼介外野手(28)が8日、投打二刀流にあらためて意欲を示した。沖縄・金武キャンプ第2クール3日目。野手でありながら今季1試合登板を掲げており、前日は視察した三木谷オーナー、石井GMの前でブルペン入りした。7球投げ、最速は152キロをマークしたが「特にダメージないですね」。右肩の状態も万全だという。

前日のブルペンは投打二刀流の“公開トライアウト”だった。石井GMは報道陣に「不合格」と説明も、当の本人はファイティングポーズを崩さない。いつでも投げられるかと問われ「そうですね。そのために投げ込んできたので、オフシーズン」と力を込めた。

三木谷オーナーがこの日、自身のSNSで「辰己選手152キロ 彼のチャレンジ精神は素晴らしい。でも、怪我しないでね」と投稿するなど反響は大きい。それでも、辰己は「特に僕の耳には入ってない。反響があったなら良かったし、反響あろうが、なかろうが、僕がマウンドに上がるという目標は変わらない」。次のブルペン入りは「三木谷さんに聞いてください。三木谷さんと石井さんの指示待ちです」と真顔で言った。【山田愛斗】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【楽天】辰己涼介が二刀流諦めず 次のブルペン入りは「三木谷さんと石井さんの指示待ちです」