ブルペンで笑顔を見せる伊藤将(撮影・藤尾明華)

阪神伊藤将司投手(28)が沖縄・宜野座キャンプに来訪した横浜高校の大先輩、松坂大輔氏から高評価を受けた。

今キャンプ3度目のブルペン入りで、最高気温13度の中、半袖姿で登場。捕手の後ろでうなずきながら見守る松坂氏から、熱視線が注がれる中、直球を中心に68球投じた。投球を見守った大先輩から「いいね」と直接言葉をかけられ「自信になりましたし、大先輩なので見に来てもらってうれしく思います」と笑顔で振り返った。

昨季は4勝5敗、防御率4・62。2年連続の2桁勝利を逃し、悔しいシーズンとなった。巻き返しを目指す今季は代名詞の右腕を高く上げるフォームを微調整。右腕の位置を頭の上から顔の位置にまで下げた。「昨年は結構(右腕が)上がりすぎて(体の)切り返しがうまくいかなかった。投げててしっかり切り返せる腕の高さを確認しながら(オフを)取り組みました」。充実のオフを過ごし、迎えた今季の目標を問われると「最多勝。2桁勝利」と宣言。「タイトルを取れるような成績を残したい」と自信をのぞかせた。

今キャンプは例年よりも早いペースでの仕上がりで、現状の完成度は「80%くらいですかね」と笑う。「昨年は悔しい思いをしたので、やっぱり1年間ローテーションを守って波のない投球をみせたい」と力を込める。大先輩からのエールを力に変える。【山崎健太】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】半袖伊藤将司3度目ブルペン「自信になった」横浜高校の大先輩・松坂大輔氏から「いいね」