元巨人の梶谷隆幸氏、恩師の「山陰のピカソ」へ引退報告「かっこいい男に指導していただき感謝」
昨季限りで現役を引退した元DeNA、巨人の梶谷隆幸氏(36)が5日、自身のインスタグラムで恩師との再会を報告した。
開星(島根)出身の梶谷は、同校の野々村直通監督(73)を訪問。関係者との3ショットをアップし、「先日母校開星高校にお邪魔しました。われらが大将野々村直通監督に引退報告のあいさつができました。かっこいい男に指導していただき感謝です!」とつづった。
梶谷は同校から06年高校生ドラフト3位で横浜(現DeNA)に入団。3年目の09年に1軍デビューを果たすと、14年には盗塁王を獲得した。20年オフに国内FA権を行使して巨人に移籍すると、21年開幕戦の古巣DeNA戦(東京ドーム)で、移籍後初安打となる満塁本塁打を放った。その後は故障に苦しみ、24年10月22日に現役引退を発表した。
野々村監督は油絵が専門の元美術教師で、88年の野球部創設から監督を務めた。歯に衣(きぬ)着せぬ発言と、甲子園の組み合わせ抽せん会にはかま姿で現れるなど個性的な服装で、地元では「山陰のピカソ」とも呼ばれる名物監督だった。10年春に21世紀枠の向陽(和歌山)に1-2で敗れ「末代までの恥」「腹を切りたい」と不適切発言をし、一度辞任。11年4月から復帰し12年3月まで監督を務めた。20年3月に再復帰し、指揮を執っている。