神戸の吉田孝行監督(撮影・永田淳)

ヴィッセル神戸は4日、神戸市内のいぶきの森球技場で公開練習を行った。

1日に打ち上げた沖縄キャンプからオフを2日挟んで再始動となった練習は、ミーティングから始まり、ピッチに出てからは寒空の下で鳥かごやポゼッション、ランニングメニューなどをこなした。

全体トレーニングでは新加入選手が軽快な動きを見せた一方で、FW宮代大聖(24)、MF井出遥也(30)、MF井手口陽介(28)、MF佐々木大樹(25)、DF広瀬陸斗(29)、DFカエターノ(25)が姿を見せず。この状況に吉田孝行監督(47)は「けが人も多いし、元々の人数も少ないし、難しい状況ではある」とキャンプ中に負傷者が出たことを明かし、開幕から選手をうまくやりくりして戦う必要があることを説明した。

8日に今季初の公式戦となる富士フイルムスーパーカップでサンフレッチェ広島と対戦する神戸は、最初から連戦が続く。スーパー杯の3日後にはアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)で上海海港(中国)が控え、その後も海外遠征も入りながら週2試合ペースで続く予定となっている。それだけに複数の主力が不在となるダメージは大きい。指揮官は「どの試合も大事なのはわかっているが、選択をたくさんできるわけではない状況。本当に大事な試合っていうのを絞らないといけない。何かを捨てるとかではなく、全員が戦力になるためにいろんなことも試さなきゃいけない」とピッチに立てる選手で難局を乗り切っていく覚悟を口にした。【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【神戸】開幕前から離脱者続出 吉田監督「難しい状況ではある」