「世界選抜」の本田圭佑、PK戦でカカに続き6人目で成功も「言うこと聞くヤツ、1人もおらへん」
<Chinese New Year Cup 2025:香港選抜3-3(PK5-6)世界選抜>◇1日◇香港スタジアム
サッカー日本代表で3度のFIFAワールドカップ(W杯)に出場した本田圭佑が「世界選抜」の一員として香港で世界のスターとともにピッチに立った。代名詞ともいえる背番号4を背負い、1-2の後半開始から出場した。
試合後。本田は無料生中継したABEMAで解説を務めた槙野智章氏の呼び掛けに、「体が動かない選手が多すぎて、メッチャきつかった。要求も何も、全員、言うこと聞くヤツ、1人もおらへん。本当、勝てて良かった」と話した。
ゲスト解説の柿谷曜一朗氏には「みんな、全然コンディション整えて来てへん。今日の学びは、レジェンドも歳には勝てへん、ということ」。さらに、「ヒデさんと、めっちゃ久しぶりに会って。プライベートからサッカーまで、全部、いろんな話をした」と明かした。
選手、監督として、今後については「いくつかオファーもらっているので、どこかでプレーしたい。代表の監督も探しているんですけど、これはタイミングかな、と思っています」とした。
本田は2-3の後半終了間際には左足クロスで得点の起点となるなど、存在感を示した。右サイド深い位置からの本田のクロスをジブリル・シセがヘディングシュート。GKが弾いたところに、ルイス・ガルシアがしっかり詰めて3-3となった。
試合はこのままPK戦へ。ギグス、シセ、ルイス・ガルシア、フォルラン、カカまで全員が成功。本田も6人目で登場し成功。PK戦は6-5で、世界選抜が制した。試合のMVPはカカが選出された。
本田の観客を前にした有料試合でのプレーは昨年10月20日、ブータンの強豪パロFCでのリーグ最終戦ティンプー・シティーFC戦以来。この試合では、2ゴールを決め、節目のトップリーグ10カ国目の得点を記録していた。
この試合、さすがに本田はベンチスタート。ただ、両チームの全員がピッチに立った入場時には、同じく、日本代表としてW杯に出場経験のある中田英寿氏とともにピッチへ。中田氏はプレーはしなかったが、日本代表では実現しなかった本田と中田の夢の2ショットが香港で現実になった。前半、本田は中田氏と並んで、ベンチで開始から戦況を見守っていた。
世界選抜はチェフ、アシュリー・コール、ルシオ、カフー、アザール、ギグス、ダビド・シルバ、スコールズ、カカ、リバウド、フォルランが先発するなど、超豪華な顔ぶれで魅了した。