練習後、報道陣からプレゼントされたバースデーケーキを手に笑顔を見せる1日が誕生日の金丸(撮影・森本幸一)

ドラフト1位金丸夢斗投手(22=関大)が「一生忘れない」22歳の誕生日に、プロ第1歩を踏んだ。

学生時代に腰を痛めた影響で2軍沖縄・読谷キャンプスタートとなったが、落合2軍監督の発案で、練習前にナインが「ハッピーバースデー」を大合唱。盛大に祝われ笑顔の金丸は「あれだけの方に歌ってもらったのは人生初。とてもうれしかった」と、大声で「新人王」を誓った。

まだリハビリ管轄だが、キャンプ初日から長距離走、ノックなど全体練習の9割を消化。キャッチボールも50~60メートルの距離で行った。バランスのよさ、ブレない体を評価した落合2軍監督は「(元監督の)星野(仙一)さんが歩いてるのかと思うくらい」と、大勢のファン、報道陣が群がるフィーバーぶりにも目を丸くした。首脳陣はブルペン入りや1軍などの目標は立てず状態を上げていく考えだ。金丸も「2月のどこかでしっかりブルペンに入れるように。体と相談しながら」と言葉は慎重ながらもキャンプ初日を終えた表情は充実していた。

22歳の誓いとして「1人でしっかり動けるのが大人。1人で飲食店に入れるように」と1人外食デビューを目標にした。「最初はラーメンとか牛丼とか」。好きなラーメンはみそ。苦手な1人行動も克服するつもりだ。練習後にはボール型のケーキでお祝いされ、また笑みがはじけた。目標の新人王へ最高のスタートとなった。【石橋隆雄】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】ドラ1金丸夢斗「一生忘れない」22歳誕生日にプロ第1歩、ナインの大合唱に新人王誓う