【清水】磐田に守備戦術変更から得点、秋葉監督「究極のパーフェクト目指して」開幕戦へ総仕上げ
J1清水とJ2磐田の「静岡ダービー」は清水に軍配が上がった。鹿児島キャンプ最終日の1日、鹿児島市の白波スタジアムで練習試合を行い、2-0で清水が勝利。在籍2年目のブラジルFWドウグラス・タンキ(31)が2ゴールを挙げ、開幕スタメンへアピールした。45分×4本で行う予定だった一戦は2本目途中に雷雨のため中断し、荒天を理由に打ち切りとなった。
◇ ◇ ◇
清水の秋葉忠宏監督(49)はチームの成長ぶりに目を細めた。1本目の立ち上がりは押し込まれる展開で守備の時間が続いた。それでも、選手がピッチで柔軟に対応。守備戦術を変更して流れを引き戻し、セットプレーから先制した。2本目もカウンターから追加点。「自分たちで修正して点を取るところまでもっていく。自立した大人なフットボールを見せてくれた」とたたえた。
10日間のキャンプでは2部練習で走り込みを行うなど、走力とプレー強度を鍛えた。「いろいろなことを試せて、実りあるいいキャンプだった」と総括。チームは2日間のオフを挟み、4日から練習を再開する。約2週間後に迫った東京Vとの開幕戦を見据え、「『これでいい』ということはない。究極のパーフェクトを目指してやっていく」と、清水で総仕上げに入る。