【ヤクルト】「捲土重来2025」野村監督97年日本一スローガンから 高津監督が恩師への思い
ヤクルト高津臣吾監督(56)が31日、2月1日のキャンプインを前に沖縄・那覇市内の波上宮を参拝した。
今季のスローガンは「捲土(けんど)重来2025」と決まったと発表。「捲土(けんど)重来」は、野村監督が率いて日本一となった97年に掲げていたスローガンでもあり、監督就任6年目のキャンプインを前に、高津監督が恩師への思いを語った。
今でも大切にしている野村監督の言葉について聞かれると、しばらく考え込んだ。「野球と離れた会話の方が残ってるかな。まあでもそれはもしかしたら野球につながってるのかもしれない」と日常的な会話の重要性を説いた。
過去2年は5位に甘んじているが「もう1回強いスワローズを鍛え上げ、つくり上げ、みんなで喜びを分かち合いたい」と3年ぶりのリーグ制覇を目指す。
96年に4位だったヤクルトは、野村監督のもと翌年に日本一を達成。当時ヤクルトのセットアッパー兼抑えとして7勝を挙げた高津監督は「なんとかこうジャイアンツに勝ってっていう気持ちが強かった」と新加入のホージーが本塁打王を獲得するなど、前評判を覆して頂点に駆け上がった時代を振り返った。
幸先の良いスローガンを掲げて、昨季の王者巨人に立ち向かう。「今年もやっぱりジャイアンツをたたいて、勝っていかないといけないのは絶対第一条件になってくるわけだから、ぜひそのチャンピオンチームを追い越しっていうシーズンにしていきたい」と力を込めた。