佐々木朗希、ESPNのプロスペクトランキング1位、主要3媒体のランキング1位独占
ESPNが29日(日本時間30日)、今季のトッププロスペクト100人のランキングを発表し、ロッテからポスティングシステムでドジャースに移籍した佐々木朗希投手(23)が1位に選ばれた。佐々木はこれでMLB公式サイト、専門誌ベースボール・アメリカに続いて主要3媒体のランキング全てで1位となった。
ESPNは20~80のスコアで佐々木のフォーシームを60、スライダーを55、スプリットを65、制球を40と評価し、将来的にはフォーシームが70、スライダーが60、スプリットが70、制球が50まで成長する余地があると分析(50がメジャー平均レベル、60が平均より1段階上、70が2段階上、80が3段階上。80はメジャーでも数人しかいない最高クラス)。「いい時は90マイル後半から100マイルの速球を投げ、地球上で最高レベルのスプリットとプラス評価のスライダーを織り交ぜながら安定してストライクを取る。佐々木の最もいい日には、スコア80クラスの球を2つ投げると言うスカウトもいる」と紹介した。昨季の球速の低下や制球、メジャーへの適応などの課題はあるが「今季終盤にはエースになっている可能性も秘めている」と期待をかけた。
佐々木はメジャー移籍を目指して昨年12月にポスティングシステムを申請し、複数球団との面談を経て今月17日にドジャースとの契約を発表。25歳ルールのためマイナー契約で、契約金は650万ドル(約10億1000万円)。フリードマン編成部長は入団会見で佐々木の開幕ローテ入りを示唆している。