【阪神】虎のゴルゴ?元メジャー先発右腕デュプランティエ ゴーグル特徴、愛称「デュープ」
阪神の新外国人、ジョン・デュプランティエ投手(30=前ブルワーズ)が30日までに、兵庫・西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。
ともに新加入のニック・ネルソン投手(29=フィリーズ)と並び「失点率、防御率、奪三振率、あとは多くイニング投げたいと思っています」と頼もしく目標を掲げた。
最速157キロを誇る右腕だが、武器はそれだけではない。
「カーブが一番の自信のボールで、三振を取ったり決め球に使っています。いい真っすぐも持ってますので。選手として争うことが好きなタイプなので、ゲームでしっかり投げることを楽しみにしてます」
ダイヤモンドバックス時代は現オリックス平野佳寿と同僚で、昨季前半はメッツ傘下3Aシラキュースで元阪神の藤浪晋太郎とプレーしていた。メジャー19試合登板の経験があり、先発ローテーション入りが期待されている。
初めての日本への“予習”もばっちりだ。
「しっかり勉強してきて、日本の歴史は尊敬とか人を敬うのを大切にしてるので、そういう意味でも楽しみ。母が桜が好きなので楽しみにしています。ラーメン好きなので早く食べてみたいですね」
愛称は「デュープ」。プレー時には特徴的なゴーグルを装着する虎のスナイパーが、リーグ王座奪還へのピースになる。
◆ジョン・デュプランティエ 1994年7月11日生まれ、米デラウェア州出身。ライス大から16年ドラフト全体89番目でダイヤモンドバックスに指名され、19年にメジャーデビュー。同年は先発、中継ぎで15試合に登板し初勝利、初セーブ。21年にも4試合に先発した。今年11月にブルワーズとマイナー契約。その後、再び自由契約に。メジャー通算19試合(先発7)、1勝4敗1セーブ、防御率6・70。193センチ、103キロ。右投げ左打ち。