【WEリーグ】元なでしこ日テレ東京V木下桃香が引退「自分と向き合う時間を」東京五輪にも出場
サッカー女子のWEリーグ日テレ東京Vは29日、元日本代表「なでしこジャパン」で21年の東京オリンピック(五輪)にも出場したMF木下桃香(21)が今月末で引退すると発表した。
下部組織のベレーザからトップに昇格と同時に慶大環境情報学部にも進学し、両立を続けてきた。23-24年シーズンまで3季続けてWEリーグのベストイレブンに選出。チームでは元日本代表監督の高倉麻子氏やなでしこジャパンのW杯優勝を導いた澤穂希氏らレジェンドがつけていた10番を背負うなど将来も期待されていた。
クラブを通じ「他のチームでプレーすることが考えられないぐらいベレーザ・メニーナのサッカーが大好きで、様々な最高な瞬間をこのクラブで味わうことができたことは自分にとって一生の宝物です。自分の人生を考えたとき、プロサッカー選手としてプレーすることが必ずしも一番ではない自分に気がつきました」とコメント。「次の道を完全に決めたわけではありませんが、サッカーから離れ、自分と向き合う時間をつくりたい」と引退決断の理由を説明した。