トレバー・バウアー(2023年8月30日撮影)

DeNAが27日、トレバー・バウアー投手(34)の獲得が決定したと発表した。2シーズンぶりの復帰となる。関内ホールで行われた「初春の集い」で新スローガン発表と新ホームユニホームのデザイン発表とともに、ビッグサプライズとなった。

会場に流された映像に、バウアーはDeNAのユニホームを着て、手を振って登場。10勝4敗だった23年シーズンの反省を口にした。「前回、日本にいた時は全てを出し切ることができなかった気がする。最善を尽くしたけど、ケガをしてしまって、ファンの前でシーズンを通して投げられなかった」と言った。

23年のDeNAはセ・リーグ3位で、CSファーストステージで敗退した。バウアーは「ポストシーズンで投げられなかったし、優勝もできなかった。今年はその全てを変えたい。特にこの新しいユニホームを着てね。すごくかっこいい。横浜スタジアムで日本一のファンの前でこのユニホームを着るのが待ちきれないよ。みんながこのタオルを持って、振り回して、スタジアムにエネルギーがあふれる。試合後ファンのみなさんと一緒に勝利を祝って、ボールをスタンドに投げたり、ヒーローインタビューをすることは本当に楽しい」と言った。

バウアーは20年にサイ・ヤング賞を受賞するなど、MLBでの実績、実力は十分。DV疑惑でMLBから出場停止処分を受け、23年に電撃来日すると、19試合に登板し、10勝4敗、防御率2・76をマーク。今永や東らとともに先発陣をけん引してきた。

メジャー移籍を目指して昨季はメキシカンリーグでプレー。10勝0敗で年間最優秀投手賞を受賞していた。チーム防御率はヤクルトに次いでリーグワースト2位の3・07だった投手陣の強化に最強戦力が加わる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】電撃復帰バウアー「前回出し切れなかった。全てを変えたい」連続日本一に燃える