【DeNA】2年ぶり復帰バウアー「みんなにとても会いたかった。最高の状態」/あいさつ全文
DeNAが27日、トレバー・バウアー投手(34)の獲得が決定したと発表した。2シーズンぶりの復帰となる。関内ホールで行われた「初春の集い」で新スローガン発表と新ホームユニホームのデザイン発表とともに、ビッグサプライズとなった。
会場に流された映像に、バウアーはDeNAのユニホームを着て、手を振って登場。大きな歓声が起きた。
あいさつ全文は以下の通り。
「横浜、そして日本中のファンのみなさん、こんにちは。またみなさんに会えるのが楽しみで待ちきれません。今シーズン、再びベイスターズでプレーすることを伝えられてうれしいです。すごく久しぶりのような気がするし、みんなにとても会いたかった。前回、日本にいた時は全てを出し切ることができなかった気がする。最善を尽くしたけど、ケガをしてしまって、ファンの前でシーズンを通して投げられなかった。ポストシーズンで投げられなかったし、優勝もできなかった。今年はその全てを変えたい。特にこの新しいユニホームを着てね。すごくかっこいい。横浜スタジアムで日本一のファンの前でこのユニホームを着るのが待ちきれないよ。みんながこのタオルを持って、振り回して、スタジアムにエネルギーがあふれる。試合後ファンのみなさんと一緒に勝利を祝って、ボールをスタンドに投げたり、ヒーローインタビューをすることは本当に楽しい。コミュニティーのどこにいても応援してもらえていると感じたことをよく覚えてるよ。駅で歩いたり、ご飯を食べたりしている時にみんなに会って、みんなとても歓迎してくれたし、親身になってくれた。またそんな経験をするのが待ちきれないよ。そして1人の選手として、1番になるのが好きなんだ。ずっとトレーニングをしてきた。絶好調で、投手としてこれまでで最高の状態だ。僕にとって、沢村賞とサイ・ヤング賞を取ることは本当に意味があることなんだ。それができたら野球人生の中で最高の栄誉だと思うし、今年はそれを成し遂げたいと思っている。でも、何よりも横浜スタジアムでみんなに会えるのが待ち切れない。この新しいユニホームを着て、このタオルで応援して、ファンのために優勝を勝ち取るんだ。またすぐに会いましょう。応援してくれて本当にありがとう、戻るのが楽しみで待ちきれないよ」
バウアーは20年にサイ・ヤング賞を受賞するなど、MLBでの実績、実力は十分。DV疑惑でMLBから出場停止処分を受け、23年に電撃来日すると、19試合に登板し、10勝4敗、防御率2・76をマーク。今永や東らとともに先発陣をけん引してきた。
メジャー移籍を目指して昨季はメキシカンリーグでプレー。10勝0敗で年間最優秀投手賞を受賞していた。チーム防御率はヤクルトに次いでリーグワースト2位の3・07だった投手陣の強化に最強戦力が加わる。