巨人長嶋茂雄終身名誉監督の背番号「3」が刺繍されたオーダーグラブを手にする花巻東・斉藤凜(撮影・高橋香奈)

花巻東(岩手)女子野球部に“長嶋グラブ”が届いた。

昨年9月に花巻球場で開催された「第2回女子硬式野球イーハトーブはなまき大会」で初優勝。

さらに、大会の趣旨である競技普及と地域活性化に賛同した巨人長嶋茂雄終身名誉監督(88)の名を冠した「長嶋茂雄特別賞」に、斉藤凜内野手(1年)が選ばれた。

賞品はミスターの代名詞である背番号3の刺しゅう入りオーダーグラブ。目録が長嶋氏の次女三奈さんから渡され、後日、グラブが届いた。斉藤の誕生日カラーの黄色と、巨人のチームカラーのオレンジと黒で彩った。斉藤は「世界にひとつだけのオーダーグラブ。もう、幸せ者です」とほほえんだ。

長嶋氏のプレーは動画などで目にする。「スイングが豪快で、威厳のある雰囲気。自分もこれくらいやりたいな」。パワフルなプレーを目指すだけに、ミスターは憧れの存在だ。冬は飛距離アップのため、身体づくりに励んでいる。将来の目標は「メジャーリーガー&野球殿堂入り」。メジャーリーガーとなれば、世界で女性初だ。誰も達していない場所へ、ミスターのグラブと歩む。【高橋香奈】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 花巻東女子・斉藤凜「世界にひとつだけ」ミスター背番号「3」刺しゅう入り“長嶋グラブ“に喜び