センバツ出場を決め喜ぶ千葉黎明ナイン(撮影・柴田隆二)

<第97回選抜高校野球大会:選考委員会>◇24日

千葉黎明(千葉)が、創部102年目にして春夏通じて初の甲子園切符を手にした。

中野大地監督(38)は涙で時折言葉を詰まらせながら「選手のみんな、保護者のみなさんありがとうございました。残された2カ月黎明高校らしく、いい形で甲子園に向かいましょう」と選手と保護者、学校関係者らあいさつした。山本大我主将(2年)は「誰もが1度は憧れる甲子園という場所で野球ができることは本当にうれしい。勝って校歌を歌えるように頑張ります」と話した。

昨秋の千葉大会では初優勝、10年ぶりに出場を果たした関東大会でも23年センバツ覇者の山梨学院を倒すなど快進撃を見せ4強入りを果たした。山本主将は「新しい歴史を自分たちが作れたのはうれしい気持ち」と喜びの気持ちを語った。

次の目標は甲子園で校歌を歌うことだ。「技術の向上ももちろんやらないといけないけど、まずは野球の質を上げていく。全国の強豪校の中で技術は劣っていても質は1番でないといけないと思う。そこを高めて行けたら」と2カ月間でさらに突き詰めていく。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【センバツ】千葉黎明が春夏通じ初出場「新しい歴史作れた」山本主将「技術は劣っても質は1番」