引退の理由を古巣C大阪で語る丸橋

セレッソ大阪で育ち、J2サガン鳥栖に在籍した昨季限りで現役を引退することになったDF丸橋祐介(34)が23日、古巣C大阪の本拠地ヨドコウ桜スタジアムで取材に応じた。

今後は指導者ではなく、C大阪でクラブスタッフに加わる可能性が高い。

この日行われたC大阪下部組織時代からの1学年先輩、FW柿谷曜一朗(35)の引退会見に姿を現した丸橋は「鳥栖で契約満了になってから(移籍先を)探してはいたが、なかなかいいオファーがなかった。それが一番の決め手」と、引退の理由を説明した。

09年に同期のMF山口蛍(34=J2V・ファーレン長崎)とともに、C大阪でプロ契約を結んだ。プロ16年間のうち14年半をC大阪で過ごすなど、クラブを代表する左サイドバックになった。

柿谷と同じタイミングでの引退に「まさか」と述べた丸橋だが「サッカーをしている上で、絶対あることで仕方がない」。

引退は9日に鳥栖から発表されていたが、本人が肉声を出すのはこの日が初めてになる。

J1通算332試合18得点のベテランは「C大阪で17年に2冠(ルヴァン杯と天皇杯)を取ったのは、鮮明に覚えているし、人生で一番うれしかった。今後はまだ決まっていないが、(柿谷)曜一朗君と同じで、指導者はあまり向いていない」と穏やかな表情だった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【C大阪】昨季限りで引退の丸橋祐介「なかなかいいオファーがなかった」古巣で初めて理由明かす