アジア人で初めての米国野球殿堂入りし、記者会見するイチロー氏(AP)

マリナーズは21日、イチロー氏が現役時代につけていた背番号「51」を永久欠番にすると発表した。

球団では通算630本塁打を打ったケン・グリフィーの「24」、最優秀指名打者に名を残すエドガー・マルティネスの「11」に次いで3人目。全球団共通であるジャッキー・ロビンソンの「42」を合わせると4つ目となる。シアトルで会見に臨んだイチロー氏は「サインする時に51がずっと使えるというのは、めちゃくちゃうれしいですね。今まだ51歳なんで、そのタイミング。これはまた、特別なことです」と喜んだ。

マ軍で51番は、イチロー氏で4人目。前任で98年までつけていたランディ・ジョンソン氏は通算303勝の大投手。208センチの長身から「ビッグ・ユニット」の愛称で知られ、15年には殿堂に同じく一発当選している。イチロー氏は「当時51をつける時に、特別な番号だと認識していました。シアトルの街にとっても、球団にもファンにとっても。この番号を汚してはいけない。51番をつけた選手が、ただの、普通の選手だったら、ランディ・ジョンソンに対して申し訳が立たない。そういう覚悟がすごくあった」と明かした。

さらに「日本人選手で野手として初めてということも大きかったが、51番はシアトルにとって特別な番号ということもあって、僕の中ではすごく重く存在していました」と話した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 イチロー氏の「51」永久欠番に「サインでずっと使えるのはうれしい」マリナーズで「51」は4人目