イチロー氏「野球がなければ、僕は一体何だったんだろう。何者かになれたんだろうか」

MLBネットワークのオンライン会見を行うイチロー氏

2025年の米国野球殿堂表彰が21日（日本時間22日）、米ニューヨーク州クーパーズタウンで発表され、メジャー19年間で通算3089本安打を放ったイチロー氏（51＝マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター）が、資格1年目で選出された。

イチロー氏は、妻の弓子さん、登録名を「イチロー」と決めてくれたオリックス時代の仰木監督に感謝の思いを伝えながら、野球への思いも語った。「そもそも野球という存在がなければ、僕は一体何だったんだろうって。何者かになれたんだろうかというふうに考えますね。今日、特にそう思います」と話した。

さまざまなシーン、人との出会いを振り返りながら「だから、人との出会いとあとは少しの運ですかね。努力することは当然として、この2つが大きく人生には影響するんだなとあらためて感じています」とかみしめるように話した。