【欧州CL】バルセロナ、後半33分から怒とうの3ゴール大逆転 ラフィーニャ珍ゴール含む2発
<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):ベンフィカ4-5バルセロナ>◇21日(日本時間22日)◇1次リーグ第7節◇リスボン
バルセロナ(スペイン)が、アウェーでベンフィカ(ポルトガル)との雨中の大激闘を5-4と制し、16強進出を決めた。
FWパブリディスにPKを含め前半だけでハットトリックを許し、1-3という厳しい展開。豪雨となった後半にバルセロナが奮起した。
後半19分、ベンフィカGKトルビンの鋭いキックが10メートルほど先に立っていたバルセロナFWラフィーニャの頭に直接当たり、ゴールインする珍しい一撃で反撃ののろしを上げた。だが4分後にクロスボールをクリアしようとしたDFアラウホがオウンゴールをしてしまい、2-4。万事休すかと思われたが、まだ終わりではなかった。
後半32分にFWヤマルが倒されてPKを獲得。これを同33分、FWレバンドフスキがこの日2本目のPK成功で1点差と食い下がった。なおレバンドフスキは今大会トップの9点目となった。
さらに後半41分、CKのクイックから短くつなぎ、MFペドリのクロスボールを途中出場のDFエリック・ガルシアが頭で合わせて起死回生の同点ゴールを奪った。
ベンフィカも勝ち越し点を狙って攻勢をかけたアディショナルタイム。後半51分にFKからバルセロナゴールに迫った。ゴール前でベンフィカDFバレイロがバルセロナMFフェルミン・ロペスと交錯する形で倒れたが、プレーオン。カウンターから右前方のラフィーニャにボールがつながり、ドリブルで持ち込み、左足で豪快なゴールを奪った。
バルセロナがラストプレーで勝ち越した。直後にVARが入り、バルセロナゴール前でファウルがあったか映像チェック。ノーファウルと判定され、そのままバルセロナのゴールが認められた。ラフィーニャはレバンドフスキに続く今大会8点目となった。
試合はこのまま終了。収まらないベンフィカ陣営は判定への不満をあらわにし、ベンチ入りしていたFWカブラルにレッドカードが提示された。
この勝利により、バルセロナは6勝1敗の勝ち点18で2位となり、1試合を残して決勝ラウンド(ノックアウトフェーズ)16強入りをダイレクトインで決めた。