【清水】ブルガリア代表の新加入FWアフメドフが実戦デビュー 9分間で2ゴール
J1清水エスパルスの期待の新戦力が鮮烈なデビューを飾った。チームは20日、静岡市内で東邦大と練習試合(45分ハーフ)を行い、8-0で大勝した。今季加入したブルガリア代表のFWアフメド・アフメドフ(29)は後半開始から途中出場。清水での初実戦で早速結果を残した。同2分。味方の突破でPKを獲得すると、MF乾貴士(36)からボールを渡された。キッカーに指名されたアフメドフは左足でゴール左隅に流し込み、来日1号をマーク。名刺代わりのゴールは1発で終わらなかった。
同9分にはCKからの折り返しをヘディングで押し込み、追加点を奪った。デビューからわずか9分間で2ゴール。コンディションが万全でないため、15分間の出場でピッチを退いたが、「十分頑張ることができた」と笑顔を見せた。
ブルガリア1部リーグでは今季19試合に出場し、16得点。過去にはヨーロッパリーグやブルガリア代表として欧州ネーションズリーグにも出場。実績は申し分ない。秋葉忠宏監督(49)も「点を取る場所にしっかりといる。コンディションはこれから上がってくると思うけれど、今日は片りんを見せてくれた」と目を細めた。
今月6日のチーム始動から練習を重ね、今季3度目の実戦では新加入MFカピシャーバ(28)も2得点。乾もゴールを決めるなど、大学生相手に8得点を奪った。チームは2日間のオフを挟み、23日にキャンプ地の鹿児島に向かう。アフメドフは「みんなのコンディションに合わせられるように頑張っていきたい」と抱負を語った。【神谷亮磨】