「これでは戦えない」大補強を続けオフシーズン独り勝ちのドジャースにカブスのオーナーが懸念
カブスのトム・リケッツ・オーナーが、ドジャースの圧倒的な資金力によるオフシーズン独り勝ち状態に、懸念を示した。シカゴのスポーツ専門ラジオ局「670 The Score」の番組に19日(日本時間20日)、出演。
「ドジャースがはるかに大きな資金を持っているのは明らか。数年前から賢いビジネスをしてきたことによるものだろう。そのことに関して、ねたんでいるということはまったくない」としながらも「数チームがとんでもない資金を持ち戦力補強をする。これでは戦えない」と懸念を口にした。
鈴木誠也外野手(30)と今永昇太投手(31)が所属するカブスは今オフ、強打の右翼手カイル・タッカーをトレードで、先発左腕マシュー・ボイドをFAで獲得するなど補強を行ったが、それ以外は活発な動きはしていない。そのため地元ファンからは不満の声が上がっている。
同オーナーは「ファンが何でお金を使わないのだと批判するのは理解できる。彼らは、我々もドジャースやメッツやヤンキースのような資金を持っていて、それを使っていないだけと考えているのだろう。しかし、それは真実ではない」と話した。