佐々木朗希ドジャース決断舞台裏 大谷翔平VIP接待、最終面談同席スター軍団仲介役に/イラスト
ロッテからポスティングシステムを利用してドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手(23)の獲得交渉に、大谷翔平投手(30)が大きく関与していたと18日(日本時間19日)、米メディア「ジ・アスレチック」が伝えた。
大谷は同僚のスター選手らとともに佐々木の最終交渉に参加。さらに、佐々木がドジャース入りを決断したことを、最初に球団幹部たちへ知らせたのも大谷だったことが分かった。
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佐々木がドジャースと行った最終交渉の舞台裏が明らかになった。パドレス、ブルージェイズも含めた最終候補3球団に残ったドジャースは14日(同15日)に佐々木と最後の面談を行った。
だがドジャースタジアムが大規模改修工事を行っているため、面談は球場ではなく、ロサンゼルスの高級住宅街にある共同オーナーのピーター・グーバー氏の邸宅で行われたとのこと。そこには大谷、フリーマン、ベッツのMVPトリオに加え、バッテリーを組む可能性のあるスミスや昨季途中に加入したエドマンらも同席。佐々木はソファに座って選手らと談笑し、すし職人によって夕食が振る舞われたという。
ミーティングの最中には出席していない選手らのビデオメッセージが上映され、球団の環境がいかに優れているかなどを披露。同記事は「オオタニがバスの運転手のごとくみんなをリードした」と、大谷の存在感の大きさを表現した。
また、佐々木のドジャース入りを球団に最初に伝えたのも大谷だったことが判明した。佐々木はインスタグラムでドジャースとの契約を発表。その後、代理人のジョエル・ウルフ氏が争奪戦に敗れたチームにメールで連絡し、ドジャースには電話で獲得成功を伝える手はずになっていた。だがその発表の数分前に、大谷が球団幹部たちにショートメッセージで連絡。そこには「We got him.(彼を獲得したよ)」と、佐々木の獲得に成功したという一文がつづられていたという。