ノックを受ける楽天ドラフト3位の中込(撮影・山田愛斗)

新たな風を吹き込む。楽天は19日、春季キャンプのメンバー振り分けを発表した。新人ではドラフト5位の吉納翼外野手(22=早大)、3位の中込陽翔投手(22=四国IL徳島)、1位の宗山塁内野手(21=明大)、4位の江原雅裕投手(24=日鉄ステンレス)の1軍スタートが決まった。吉納は若々しくプレーすることを誓い、中込は先輩に積極的に助言を求めていく。

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“マッスル右腕”こと肉体派の中込は、1軍キャンプスタートに気を引き締めた。「ここからが本当のスタート。まだ開幕1軍ではないんで、しっかり準備して、まず一番近い目標の開幕に向けてチームになじんでいきたい」。けがをしないためにも焦りは禁物。「徐々に慣れて、筋肉もアピールしたいですけど、技術だけじゃなくて、人としてこいつは成長できそうだなというのをアピールしたい」と、人間力も重視する。

昨年11月のプレミア12では鈴木翔と藤平が侍ジャパン入りするなど、チームには実績のあるリリーフ陣が多い。「去年も独立(リーグ)で1年はやったんですけど、(試合が)毎日あるってことで全然違うと思う」と強調。「中継ぎの人だったりに、1年間、シーズンのほとんど毎日、ベンチに入る中で、どういうふうにキャンプの時期から準備していけばいいかを聞きたい」。先輩に積極的にアドバイスを求めるつもりだ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【楽天】ドラ3中込陽翔「技術だけじゃなく人として」筋肉アピールより人間力重視 先輩に助言も