MLBの調査で佐々木朗希とドジャースの不正はなかったと米紙、ロッテにも調査
MLBが、ドジャース入りを決めた佐々木朗希投手(23)の契約を承認する前に両者の調査を行い、不正はなかったことを確認していたと18日(日本時間19日)、地元紙ロサンゼルス・タイムズ電子版が報じた。
ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指した佐々木は前日17日に自身のインスタグラムでドジャース入りを発表。だが、昨年12月上旬の交渉解禁前からドジャースが本命視されており、ドジャースとの“密約説”なども米メディアで取り沙汰された。前日には、かつてレッズやナショナルズでGMを務めたアナリストのジム・ボウデン氏が、他球団からMLBに調査の要請が来るだろうと指摘していた。
だが、ロサンゼルス・タイムズ紙は、MLBがすでに調査を終え、不正がなかっことを確認していたと報道。「MLB関係者によれば、MLBは佐々木の契約を承認する前に『規定が守られていることを確認』するために調査を行った」と伝え、MLBは「多くの関係者に聞き取り調査を行ったが、疑惑を裏付ける証拠は確認できなかった」と伝えた。
また、米メディア「アスレチック」によると、調査の対象は佐々木本人ではなく、ロッテ側が中心だったという。佐々木は25歳ルールによりマイナー契約しか結ぶことができず、ロッテに入る譲渡金は少額となる。そのため、このタイミングで佐々木のポスティングを容認したロッテに対し、譲渡金以外に不正な金銭が支払われるなどのやりとりがあったかどうか、MLBが重点的に調査をしていたとリポートした。