藤浪晋太郎(2024年1月26日)

メッツからFAとなっていた藤浪晋太郎投手(30)がマリナーズとマイナー契約で合意したことが17日(日本時間18日)、分かった。メジャー昇格時に内容が切り替わるスプリット契約を結ぶとみられる。春季キャンプには招待選手として参加する。MLBネットワークのジョン・モロシ記者もこの日、自身のSNSで報じた。

米国2年目となった昨季はメッツに所属。右肩痛も影響してメジャー登板はないまま、7月にメジャー40人枠から外れた。マイナー4球団で計33試合に登板し、1勝2敗7ホールド1セーブ、防御率5・94。シーズン終了後には「たとえ厳しい契約になったとしても、来季も米国でプレーしたいと思っています」と早々にメジャー再挑戦の意思を固めていた。

右肩痛が癒えたオフはメジャー球団へのアピールも兼ねて、プエルトリコ冬季リーグに参戦。先発6試合登板で20回2/3を投げ、24奪三振、0勝1敗、防御率3・05を記録していた。12月中旬に帰国後は母校の大阪桐蔭高グラウンドにも顔を出しながら、東京を拠点に自主トレを続けていた。

12月のウインターミーティング中には代理人のスコット・ボラス氏が「複数球団から問い合わせを受けた」と明かしていた。他球団からもオファーが届く中、もっともメジャー昇格の可能性が高いマ軍を選んだ。右肩の状態は近年で最高レベルにある。日本人メジャー歴代最速の102・6マイル(約165・1キロ)を誇る救援投手として、2年ぶりのメジャー昇格を目指す。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 藤浪晋太郎がマリナーズとマイナー契約「たとえ厳しい契約でも」覚悟胸に2年ぶりメジャー昇格へ