佐々木朗希(2024年11月撮影)

ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指した佐々木朗希投手(23)がドジャース入団を発表したことを受け、最終候補に残っていたブルージェイズ周辺からは嘆きの声が続々と上がった。

昨年12月から始まった佐々木争奪戦で、ブルージェイズは当初、名前がほとんど挙がっていなかった。年明けに入って7球団に絞られたとの報道が出たときも名前が挙がらず、最終候補3球団となったときにドジャース、パドレスとともに名前が急浮上。実は長期にわたり、水面下で佐々木獲得を目指していたという。中南米を中心にMLB情報を発信しているヘクトル・ゴメス記者のX(旧ツイッター)によると「ブルージェイズは3年以上かけてササキを調査し、ササキ側と強い関係を構築していた。発表までの最後の24時間も、獲得に自信があった」という。日本時間18日未明には、佐々木獲得資金を増やすため、国際ボーナスプール金200万ドル(約3億1000万円)をガーディアンズからトレードで獲得していた。

ブルージェイズは昨オフ、大谷翔平投手(30=ドジャース)の争奪戦でも最終候補で獲得に失敗しており、カナダのテレビ局「スポーツネット」のベン・ニコルソン-スミス記者はXに「ブルージェイズファンは、もっと報われるべき。あまりに多くのニアミス続きで、その結果、強いチームを作れていない」と嘆き。USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者は「ブルージェイズはまたドジャースに負け、銀メダル獲得ではメジャートップ」と投稿した。トロント・スター紙のグレゴア・クリショム記者は「この14カ月の間に起こったことはブルージェイズファンにとって異常で残酷な仕打ちだ。こんなことが起こった記憶は過去にない」と指摘した。ファンからは「アトキンスGMをクビにしろ」、「もうこんなことは見たくない」といら立つ声が上がった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 佐々木朗希を最後に逃したブルージェイズ周辺からは嘆き「ファンにとって異常で残酷な仕打ちだ」