【ソフトバンク】小久保監督「いかに有効活用するか」ルーキーに「スキマ時間」の重要性を熱弁
ここで差がつく。ソフトバンク小久保裕紀監督(53)が17日、新入団選手に「スキマ時間」の重要性を説いた。今季初めて福岡・筑後市のファーム施設に訪れ、合同自主トレ開始前にルーキー全19選手に向けて訓示。「スキマ時間、空いている時間が重要。差がつくのは空いている時間をいかに有効活用するかに尽きる」と熱弁した。
プロ野球選手に限らず老若男女に共通する訓示だろう。時間は全員に平等に与えられる。小久保監督も現役時代から「スキマ時間」を重要視し、通算2041安打、413本塁打の超一流選手に成長した。「全体(練習)の時間は定められている。そのあとをどうするか。こんな施設があるから」。タマスタ筑後のグラウンドやウエートルームは球団が設備投資を重ねて12球団トップクラス。ドラフト会議では1位指名した村上に「ここでうまくならなければ日本のどこに行ってもうまくなりません」とゲキを入れていた。他人と同じ練習メニューを消化するだけでは一流にはなれないという助言だ。
この日は左ひざの手術から復活を目指す周東や首脳陣と密にコミュニケーションを取った。球場入りした午前9時35分から午後3時半までくまなく視察。時間をフル活用して今季最初の筑後訪問を終えた。【只松憲】