【DeNA】チーム森原がブルペン陣支えて“天下統一”「勝ちパターンを全員で」森原康平
「チーム森原」がブルペンで無双する。DeNA森原康平投手(33)が15日、故郷の広島・福山市内で自主トレを公開。昨年に続いて後輩の坂本、中川虎と新メンバーの日本ハム清宮虎らと午前8時から夕方すぎまでみっちり追い込んだ。森原は「2年連続、1軍で投げきるのは強く狙ってます。数字で言えば50試合投げたい」と思い描いた。
主に守護神としてブルペン陣で唯一、シーズン通して1軍で走りきった昨季、26年ぶりの日本一の胴上げ投手にもなった。「フィジカルは絶対です。野球はフィジカルだと思ってるので」という信念のもと、午前中は体の連動性を高めるマシンピラティスやウエートトレーニングに費やした。
そばで支えるのが専属トレーナーで3歳からの幼なじみでもある佐藤嘉展氏。家も近く、森原家の正月の集まりにも出席するほどの仲。幼少期には格闘ゲームの人気シリーズ「三國無双」に興じた。「僕が突っ込んで、ボスを仕留めていく。代表(佐藤さん)は周りから丁寧に倒してくれる。人生も同じバランスで、僕が勢いで行ってもストップかけてくれたり、丁寧な仕事をしてくれる」と抜群の相性でともに歩んできた。
昨季は塾生の坂本、中川虎、徳山がいずれもキャリアハイの成績でチームに貢献。森原は「(昨年は)丸2カ月くらい、4人(が1軍)だった。今年は半年以上、そろって投げたい」と掲げ、中川虎も「勝ちパターンをチーム森原の全員でやりたい」と語気を強めた。「チーム森原」がブルペン陣を支えて“天下統一”する。【小早川宗一郎】