バッティング練習をする楽天岸本(撮影・浜本神威)

楽天育成ドラフト1位の岸本佑也内野手(17=奈良大付)が、負けられない思いを口にした。15日の新人合同自主トレでは、打撃練習やランメニューで汗を流し、昼食後にはウエートトレーニングに精を出した。

自身の最大の強みは肩だ。投げれば最速147キロ。高卒ドラフト1位の巨人石塚裕惺内野手(18=花咲徳栄)や西武斎藤大翔内野手(17=金沢)にも「スローイングは絶対に負けていないと思います」と胸を張る。一方で「そこだけ勝っていても意味がない。バッティングも体も全然負けているので、もっと上を目指して体作りを頑張りたいです」と、課題にもしっかり向き合っている。

自主トレでは日夜ウエートトレーニングに励む。前日のオフも先輩たちが住所変更に行く中、1人でトレーニング。「やらないとでかくならないので。体で負けてしまったら一緒。なんというかプライドが許さないですね」。支配下入りへ、やらない選択肢はない。「同期入団には宗山(塁)さんとかすごい選手たちがいるんですけど、負けないように。(先輩の)守備のうまさやバットの出し方を気にして、吸収したいと思います」。野球人として大きくなっていく。【浜本神威】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【楽天】育成1位岸本佑也「体で負けたら」先輩たちが住所変更行う中「でかくなる」1人ウエート