和田毅氏(25年1月撮影)

テレビ朝日「報道ステーション」は14日、元ソフトバンクの和田毅氏(43)が長崎で主催する合同自主トレを特集し、同氏がラスト開講となった「和田塾」への心境を語った。

日米通算165勝の和田氏は、昨季限りで現役を引退。毎オフ長崎で他球団の選手を集めた通称「和田塾」は、7度目の今回が最後となった。

今年は早大の後輩に当たる阪神大竹耕太郎投手(29)やロッテ小島和哉投手(28)、楽天早川隆久投手(26)らが参加。和田氏は「不思議な感覚なんですけど、僕がこうして一緒にやるのは最後になるので。メニューとかも全部引き継いでね、来年以降も彼らはここでやってもらえればいいなと思ってはいるんです」と思いを語った。

トレーニングでは序盤から、ランニングをメインとしたフィジカルトレーニングで追い込み。キャッチボールまでには3時間をかける。徹底した体力づくりに和田氏は「ランニングフォームが崩れてくると、絶対ピッチングフォームって崩れてくる。いかに走ってるこの中でフォームを崩さずに走れるか」と意図を明かした。阪神大竹は倒れ込みながら「1月にこれぐらいやっておけば、キャンプに入った時に『これぐらいでいいんだ』っていう感じになる」と話した。

和田氏は「和田塾」の「塾長」として、宿泊先やグラウンドの手配をすべて手配。来オフは阪神大竹、ロッテ小島が「塾長」として指名され、伝統の自主トレを引き継いでいく。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 現役引退の和田毅氏「こうして一緒にやるのは最後」 伝統の「和田塾」ラスト開講で思いを明かす