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セビリアのスペイン人DFキケ・サラス(22)が14日、周囲の人間をスポーツ賭博で勝たせるため、故意にイエローカードをもらった疑いにより、国家警察に逮捕されたことをスペイン各紙が一斉に報じた。

スペイン紙マルカによると、国家警察は昨季終盤のスペインリーグ9試合を捜査対象にしており、キケ・サラスの家族や友人がモロン・デ・ラ・フロンテラの6施設で違法賭博に30回ほど参加し、1カ月で1万ユーロ(約160万円)の利益を得ていたことを疑っているとのことだ。

キケ・サラスは昨季の疑惑を持たれている昨季のスペインリーグ第30節以降、8試合に出場し、7試合(ヘタフェ、ラス・パルマス、ベティス、ビリャレアル、カディス、ビルバオ、バルセロナ)でイエローカードを受けていた。その間、第32節マジョルカ戦は出場停止のため欠場し、唯一カードを出されなかった第34節グラナダ戦はフィジカル面に問題があり、後半途中に交代していた。

国家警察は14日にセビリアの練習場を訪れ、キケ・サラスを逮捕した。

選手はすでに生まれ故郷のモロン・デ・ラ・フロンテラ(セビリア)の警察署で供述した後、釈放された。

マルカ紙によると、キケ・サラスはイエローカードが出される頻度が多いため疑惑を持たれているが、昨季終盤に出された7枚はすべて、流れの中で自然にもらったものであり、気づきにくいものであるとのことだ。

キケ・サラスはセビリアの下部組織出身。昨季トップチームデビューを果たし、シーズン半ばからレギュラーに定着した。今季も途中からレギュラーの座を確固たるものにしており、スペインリーグ19試合中14試合(先発10試合)に出場して2アシストを記録し、イエローカードを3枚もらっていた。【高橋智行通信員】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 セビリアDFキケ・サラスが違法賭博の関与容疑で逮捕 故意でイエローカードもらったか