国際武道大スポーツ戦略論の講義を終えた原辰徳客員教授は報道陣の質問に答える(撮影・浅見桂子)

巨人前監督の原辰徳オーナー付特別顧問(66)が14日、客員教授を務める千葉・勝浦市の国際武道大で講義し、自身のおいで巨人からオリオールズへの移籍が決まった菅野智之投手(35)とドジャース大谷翔平投手(30)の対戦を待望した。両チームの直接対決は9月に3連戦が予定され「いいね、それは。そういうのは面白いね」と笑顔で話した。

実は、今年の目標の1つに挙げたのが、ドジャース戦の観戦だった。「どういう言葉で表現していいかわからないほど異次元」と大谷を称賛した上で「彼のプレーをアメリカに行って、見てみたいなと。たぶん、100年、200年たっても、歴史に名を残す人でしょう。いち野球人、人間として焼き付けておきたいなと」。菅野VS大谷なら、さらに胸も高鳴る。

菅野からは昨シーズン後に相談を受け「頑張りなさい」と激励するとともに、アドバイスも送った。「1つ言ったのはけち臭いことをね、何年で契約してくれなきゃ嫌だとか、そんなことを言わない方がいいと思うよと。まず1年勝負だと」。昨年12月、菅野からオリオールズと1年契約で合意したことを聞き「おー、良かったね。おめでとう」と祝福した。

菅野は昨季15勝を挙げてリーグ優勝に大きく貢献し、最多勝&MVPも獲得した。原氏は「去年ぐらいのピッチングをすれば、そこそこ戦える」と活躍に太鼓判を押しながら、重要な要素にコンディションを挙げた。「自分のパフォーマンスが出るようなコンディションを作ることは重要。環境とかは適応力を持ってると思いますから、そこは心配ないね」と世界で躍動する姿を想像した。【久保賢吾】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】原辰徳氏が菅野智之に送ったアドバイスとは?「異次元」と称賛した大谷翔平との対戦待望