【広島】来季37歳の秋山翔吾「ハツラツとやっていきたい」活躍の鍵は「１番センター」

キャッチボールする広島秋山（撮影・鈴木正人）

37歳でフル回転の鍵は「1番センター」！　広島秋山翔吾外野手（36）が13日、静岡・下田市内の吉佐美運動公園で自主トレを公開した。

西武時代の恩師の辻発彦氏（66）に内野ノックを打ってもらうなど、約4時間汗を流した。午後は下田中で行われた下田市内の少年少女約100人に向けたトークショーに参加し、同時に「下田市応援大使」への就任も発表された。

「僕は88年組なので。その中でも『年齢感じないな』とか『若々しく動いているな』とか、そういう印象を持たれるようにハツラツとやっていきたいです」

秋山にとって「若々しさ」を示す1つの指標がある。「外野の中ではセンターが一番走ってそうじゃないですか。（年齢的に）自分がやりたいというより、周りに評価されるだけのものを見せられるか。それが僕の場合は『1番センター』とか、1番かセンターみたいなものなのかな」。

昨季序盤は主に5番を任されるも、4月下旬から「1番中堅」に定着してリーグ最多（ヤクルト長岡）に5本差に迫る3位の158安打を記録した。最多安打がタイトルとなって以降、最年長記録は21年ロッテ荻野の36歳。「1番センター」を守り抜いた先には、プロ野球史上初の37歳での最多安打のタイトル獲得も見えてくる。【古財稜明】