自主トレを公開しキャッチボールする畠世周(撮影・加藤哉)

現役ドラフトで巨人から加入した阪神畠世周投手(30)が近大コンビでお立ち台共演を目指す。

12日、鳴尾浜球場で自主トレを公開。同大学の後輩、佐藤輝ともあいさつを交わした。母校は今年創立100周年を迎える。この日は近大スポーツ編集部の後輩たちが取材に訪れる注目ぶり。「中継ぎなのでなかなか立つことはないと思うんですけど…立てるように頑張ります」。2人でお立ち台に上がり、盛大に祝福したいところだ。

準備は万全だ。前日11日に続き、2日連続でブルペン入り。早くも捕手を座らせて20球を投じ、順調な調整ぶりを見せた。年末年始には「年越しラン」も敢行。除夜の鐘を聞きながらランニングするというストイックぶりを明かした。自主トレではポール間を入念に走り込むなど、約3時間汗を流した。「100%の状態で、しっかりアピールしていけるように準備していけたら。今までジャイアンツで教わったことをここで発揮できたらチャンスはあるかなと思って」。すでに熱気がこもっていた。

春季沖縄キャンプには近大の先輩、糸井嘉男スペシャルアンバサダー(43=SA)も臨時コーチで来場。3人で食事の機会もありそうだが「誘われなかったら悲しいですね」と苦笑いで心待ちにした。活躍次第では佐藤輝との近大コンビグッズも発売されるかも?「自分が頑張らないといけない。もし活躍できて考えてもらえたらうれしい」。まずは投球でアピールする。1年目の抱負は「50試合登板」。後輩と投打でフル稼働し、母校を盛り上げる。【村松万里子】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】畠世周、佐藤輝明との近大コンビでお立ち台だ 糸井氏との食事も?「誘われなかったら…」