【DeNA】南場智子オーナー、トランプ大統領を語る「今は不透明すぎて先が見えない」
DeNA南場智子オーナー(62)がニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」に出演。インタビューに応え、米国のトランプ大統領就任による景気面の影響や、日本シリーズ連覇を目指すDeNAのビジョンなどについて語った。
25年の景気について問われると「曇りのち晴れ」と回答。
「今は不透明すぎて先が見えないですよね。特にトランプ政権の影響ってよく聞かれますけど、トランプさんが言っていることも、政策全部実現すると互いに効果を打ち消すような、矛盾しているところもおっしゃているので。いずれ政治ですから現実的な路線に修練していくと思いますが、どういう方向に修練していくか見えないんですよね」と語った。
「ただ明らかなのはアメリカファースト。同盟国ではあるんですけど、日本がどれくらい影響を受けるかがあると思う。強いドルと明言してますから、我が国の自国通貨、円というのは円安はちょっと進むか、今ぐらいに弱い可能性もありますよね。そうするとインフレという不安もありますし、恒常的な人手不足もあって物価の不安もありますよね。そういった不安がある時はどうしても財布は開かないので、景気としては最初曇りだと思うんですよ」と分析した。
「それを私たち企業の力で、付加価値のある、価値の高い製品をつくって世界で勝っていくことによって、売り上げを上げて豊かになって、労働分配率も上げて。良循環を回し始めないと。今までコストサイドの話ばっかりしてますので、付加価値サイドですね。価値を提供する方に明確にシフトすることが重要だと思います」と続けた。
具体的には「日本の強みを存分に生かしたらいいと思うんです。私たちは『ポケポケ』というゲームを提供しているんですけど、ああいった日本のコンテンツを世界に広げていくこと。コンテンツは日本強いですから。エンタメコンテンツは。あるいはライブストリーミングサービス、ヴァーチャルリアリティーを用いたライブストリーミングサービスも非常に日本的なんですよね。これも世界で挑戦していきたい。日本という市場はどうしても人口減少で右肩上がりではないですけど、そこで頑張るだけではなくて海外に出てどれだけ売るか。グローバルで勝たないとダメですよね」。
コロナ禍前と比べ「コロナ前の景気までは完全に戻ってないと聞きますよね。ただ横浜スタジアムで分かるようにリアルのエンタメ、楽しみ、感動というものに対する乾きというのは、やはりコロナを経て非常に強くなったと思うんですよ」と野球の持つ力に言及。日本一連覇に向けて「お祝いモードは1月5日で終わってまして、1月6日からは戦闘モードに切り替わってます。リーグ3位からリーグ1位へ、挑戦者として、今年は新たな挑戦をやります」と語った。