スヌーピーのぬいぐるみを持参して虎風荘へ入寮した伊原

阪神のドラフト新入団選手が6日、兵庫・西宮市内の選手寮「虎風荘」に入寮した。ドラフト1位伊原陵人投手(24=NTT西日本)ら3選手が入寮して新人9選手がそろった。期待のドラ1左腕はお気に入りのぬいぐるみを5個持参。ぬいぐるみ収集が趣味と明かし、プロの世界ではタイトルコレクターを目指す。

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雨が降りしきる中、伊原はさっそうと寮の門をくぐった。部屋に入るとさっそくお気に入りの相棒たちを報道陣に紹介した。「結構ぬいぐるみ好きなんですよ。実家から厳選して持ってきました」。実家に大量のぬいぐるみを置いているが、選手寮には自身が「選抜メンバー」と位置づけるお気に入りのぬいぐるみを5個持参した。

ぬいぐるみに限らず「何かを集めるのは好きですね」と話す伊原は「ガチャガチャとか集める系のものは結構集めたくなります」とコレクターの一面をのぞかせる。左腕がプロで集めるのはもちろんタイトルだ。 「取りたいものは取りたいですね。タイトルとか全部取れたらかっこいいんじゃないかなとか思ってます」

直近の目標は新人王だが、地に足をつけて積み上げていく。「そこ(タイトル)ばかり目標にするのもあまり良くない。一生懸命やった結果タイトルにつながれば」と着実に階段を上っていく。

タイトル以外にも集めたいものがある。阪神はホームで勝利すると、ヒーローにトラッキーのぬいぐるみが渡される。報道陣からこれを聞いた背番号18は「(トラッキーが)増えればチームに貢献できているということ。それも増やせるようにしたい」と意気込んだ。

伊原が新生活を始めた416号室は佐藤輝、森下といった同じドラ1としてチームの主軸を担う2人が巣立った出世部屋だ。伊原は「そのような部屋だと初めて知りました。佐藤さんは大学時代に対戦して素晴らしい打者。森下は同級生ですけど第一線で活躍してますし、自分も続けるように頑張りたいです」。抱えきれないほどのタイトルをつかみ取り、出世部屋を継続させる。【山崎健太】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】ドラ1伊原陵人、趣味はぬいぐるみ収集「何か集めるの好き」プロはタイトルコレクターに