プロ野球兵庫県人会が発足 尼崎で野球教室やトークイベント 広島小園、元中日中島らが参加
兵庫県出身の選手で構成される「第1回プロ野球兵庫県人会」が28日、尼崎ベイコム野球場(兵庫県尼崎市西長洲町)で発足し、約120人が参加した少年少女野球教室、トークイベントが開催された。
広島野間峻祥外野手(31)、石原貴規捕手(26)、小園海斗内野手(24)、中日福敬登投手(32)、元中日中島宏之内野手(42)ソトバンク野村勇内野手(28)、西武野村大樹内野手(24)の計7人だった。
主催した一般社団法人スポーツウイッシュ兵庫の理事で、事務局長の矢坂まりさんは「兵庫県出身のプロ野球選手で、なにか地元に貢献できる試みをしたいという気持ちでした」と振り返った。
現在セ・パ両リーグには約60人の兵庫県出身選手が在籍している。8月下旬に法人化されたばかりで、12球団の参加選手への打診から、球場、ボランティアの確保など急務だったが、なんとか開催にこぎつけた。
少年少女の参加は無料で、スタンドも開放。イベントをトークで軽妙に仕切ったのはDJケチャップだった。矢坂さんは「感動しました。最近の子供たちはこのように体験する機会が少なくなっています。来年以降も開催したいし、次世代に夢をつないでいきたいです」と見通しを語った。
子供たちに見本をみせながら触れ合った小園は「楽しかったです。ここから1人でも多くのプロ野球選手が出て欲しいです」と語った。また兵庫県出身で巨人入りした田中将大投手(36)について「すごいピッチャーですから。コントロールも良いし、ちゃんと仕上げてくると思うので頑張りたいです」と気を引き締めていた。