入団会見を行った上沢は背番号10のユニホームを着用し記念撮影に納まる(撮影・梅根麻紀)

ソフトバンクに新加入した上沢直之投手(30)が26日、福岡市内のホテルで入団会見に臨んだ。4年総額10億円プラス出来高払いとみられ、背番号は「10」に決まった。会見での主な一問一答は以下の通り。(金額は推定)

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-入団会見の日を迎えて

上沢 こうして福岡ソフトバンクホークスに正式に入団することになりまして、本当にうれしく思っていますし、こうして皆さんの前でお話しできることをうれしく思っています。

-ソフトバンク移籍を決断した理由

上沢 ホークスさんと何回かお会いさせていただいた時に、僕に対する役割だったり、こうなって欲しいというビジョン、または(投手コーチの)倉野さんとも1度話をさせていただいて「こういう環境でこういうことがホークスは優れているよ」とすごくたくさんいろいろお話をいただいた。ホークスさんの熱意に僕の心が打たれたのが一番です。

-ソフトバンクの印象

上沢 僕が日本でプレーしている時から何度か対戦してきて、本当に手ごわいなというか、本当に素晴らしいチームだなと投げながら感じていましたし、投げていても嫌な打線、嫌なチームだなという印象。そのチームがこれからは僕の味方になることはすごく頼もしく思っています。

-福岡という地は

上沢 何度か遠征でも来ているんですけど、食事がおいしい。あとはなんといっても福岡の街全体がホークスを応援している。そんなイメージがあります。

-決断に至るまでの悩みは

上沢 それはもちろんありましたし、今回の決断は僕にとって簡単な決断ではなかったので、すごく時間をかけて悩みました。いろんなことも考えましたけど、今回こうして自分が決断した道なので、この決断が良かったものと言えるようにプレーだったり結果で見せられればと思います。

-最も悩んだのは

上沢 ファイターズの皆様には本当に僕を野球選手として育ててくださいましたし、ファンの方には北海道のみならず、ファームにいた鎌ケ谷の時からすごくいろいろ温かい言葉だったりをいい時も悪い時もかけてくださいました。何より僕がアメリカに挑戦できたのも、ファイターズの皆様のおかげだと思っている。そういった点ですごく悩んだ。本当に簡単な決断ではなかったので、時間をかけてしっかり決断させていただきました。

-アメリカでの経験

上沢 なんとかアメリカの野球に適応しようといろんなことを試行錯誤しながら毎日苦悩する日々が続いたというか。なかなかうまくいくことがほとんどなかった。そういった点では毎日野球のことを考えて生活していて、24時間ほとんど野球のことを考えていた生活だった。アメリカでの野球で勉強になったことはたくさんありますし、それをこれからの野球人生に生かしていきたいし、生かしていかなければいけないと思っています。

-ソフトバンクの一員としての抱負

上沢 交渉の場でも「ホークスは世界一の球団を目指している」と(GMの)三笠さんから言っていただいたので、僕もその一員になれるように頑張りたいなと思いますし、まずは来シーズン、リーグ優勝と日本一の戦力に必ずなれるように頑張りたいなと思います。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】「簡単な決断ではなかった」上沢直之「ファイターズのおかげ」/入団会見一問一答