年俸アップの評価に会見の席で目元を抑えるドアラ(撮影・森本幸一)

中日の公式マスコット、ドアラが26日、名古屋市東区の球団事務所で来季の契約交渉に臨み、年俸に値する食パン30グラム増の530グラムで更改した。94年にマスコットとして採用されてから、今季はチームに同行して30年目の節目。チームは3年連続最下位に甘んじ、自身も体調不良による欠場、遠征不参加などもあったが、予想外のアップ査定に喜びを隠さなかった。

「30周年記念のアップです。球団の優しさで(涙が出て)前が見えません」。グラウンドでのパフォーマンス以外に、30周年記念グッズを始め、オリジナルグッズの売り上げで貢献している。グッズの売り上げはチームトップ。四半世紀を超える貢献も、査定に加味された。

「みんなに心配かけたので、体力つけていこうと思います」。最下位からの巻き返しを図るチームを、来季勤続31年目を迎えるマスコットも支えていく。(パンの重量は推定)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】ドアラ、涙で「前が見えない」食パン30g増の530gでサイン「30周年記念のアップ」