ヤクルトジュニア対中日ジュニア 2続本塁打を放ちホームランボールを手に持つ2番向(右)と度会監督(撮影・佐瀬百合子)

<NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP:ヤクルトジュニア8-1中日ジュニア>◇1回戦◇26日◇神宮

20年以来4度目の優勝を目指すヤクルトジュニアは、5回コールドで中日ジュニアを下した。DeNA度会隆輝外野手(22)の父、元ヤクルトの度会博文監督(52)は「どっちに転がるかわからない展開でしたが、良い方に運べたのかなという感じがします」と安堵(あんど)の表情を見せた。

初回に先制を許したが、その裏の攻撃で2番向将吾内野手(6年)が大会第1号となる2ランを放ち逆転。さらに2-1の2回無死二、三塁では2打席連発となる左越え3ランでさらなる追加点を奪った。

2安打5打点の向は「緊張よりも楽しみが勝ってました」と笑顔。全内野のポジションを守れ「いっぱい打球が飛んでくるので内野は楽しい」と、この日は遊撃と三塁を無失策でこなした。

憧れの選手はパドレスのタティス。好調の要因には、自宅でバドミントンの羽を使ったシャトル打ちを両親に手伝ってもらったことを挙げた。「親の応援や、チーム練習の効果が出たのかなと思います」と周りに感謝した。

指揮官は向について、「攻撃型の2番打者ですね。いろんなところを守れるので、ウチにいる山田哲人みたいな選手になれるように」と期待を込めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 「山田哲人みたい」ヤクルトジュニア向将吾が2打席連発弾/NPBジュニアトーナメント