10月26日のドジャース対ヤンキース 7回裏ドジャース2死一塁、二塁盗塁を狙うもアウトとなった大谷は、左手を負傷する(撮影・菅敏)

NHKは25日、「ニュースウオッチ9」でドジャースの中島陽介アシスタントアスレチックトレーナーを特集し、ワールドシリーズ(WS)で左肩を亜脱臼した大谷翔平投手(30)の強行出場を巡る舞台裏が明かされた。

大谷は10月26日(同27日)のヤンキースとのWS第2戦、7回に盗塁を試みた際に左肩を亜脱臼。中島トレーナーは「ずっとメールでドクターやトレーナーとやりとりしながら。飛行機の中でもずっと、どういう状況か、検査結果とかをすべてメールで(チェックしていた)」と出場を巡っての慌ただしい時間を振り返った。

大谷は第3戦以降、痛み止めを打ちながらの強行出場を決断。第5戦までの3試合で1安打にとどまったが、最後まで出場を続けてチャンピオンリングをつかんだ。中島トレーナーは「子供を見てるみたいな感じになりますよね。子供がケガしながらプレーするのを見なきゃいけないっていうイメージだった。僕に痛みはないんだけど、痛みが伝わってくるようなシーンはありました」と語った。

大谷はWS終了後に左肩を手術。来季は開幕から二刀流復帰を見込んでいたが、ロバーツ監督は打者で開幕を迎える方針を示している。

中島トレーナーは20年以上、ドジャースを支えている。選手のケアを始め、爪の治療やスパイク、グラブの修理まで幅広く選手をサポートしている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大谷翔平の強行出場「子供がケガしながらプレーするのを見なきゃいけない…」ド軍トレーナー語る